建物のチェック~外周り編~

建物のバランス

まずは、建物の外観をチェックしていきます。外観から分かる重要なポイントとしては、建物の構造的なバランスです。基本的に壁で耐震性を確保する一戸建てでは、特にバランスの良し悪しが耐震性を左右するからです。
バランスが悪い例でよくあるのは次の5つです。

  • ①上下階のバランスが悪い
  • ②窓などの開口部が大きく、壁量が少ない
  • ③凹凸が多い
  • ④室内に大きな吹き抜けがある
  • ⑤上下階の壁位置がずれている

ただし、この5つにあてはまらないからといって、必ず強い物件ということではありません。きちんと構造を計算し、設計どおりに丁寧に施工されているかどうかが大切になります。

屋根・軒裏のチェック

屋根・軒裏のチェック

雨の多い日本の気候風土では、防水が重要なポイントです。屋根材のズレや破損、また雨樋の破損や接合部のズレなどを、確認していきます。上れない場合も双眼鏡による確認を行います。
軒裏は雨漏りなどで部材が劣化して波打っていないか、軒裏は小屋裏に溜まった湿気や熱気を逃すための換気口は付いているか、等もチェックします。古い建物で換気口がない場合、小屋裏の状態を後で重点的に確認します。

基礎・外壁のチェック

【検査】1 基礎モルタル

基礎モルタル

【説明】基礎立ち上がり部分

化粧モルタルが基礎コンクリートから剥離していないか否かを「打診用テストハンマー」を使用して検査。
浮きが生じていると、将来剥がれ落ちる可能性があります。

【検査】2 基礎クラック

基礎クラック 基礎クラック

【説明】基礎立ち上がり部分

目視確認にて 基礎立ち上がりにひび割れがないか確認。

ひび割れの深さや幅を確認します。ひび割れは、化粧モルタルの乾燥収縮に伴って起きることが主ですが、時には、地盤や基礎の設計・施工の不備に伴い発生することがあります。
基礎に大きなクラックがあった場合、建物が傾いて沈む「不同沈下」をしている恐れがあります。室内の壁にも亀裂が入ったり、建具の建てつけが悪くなったりしているようなら、要注意物件です!

【検査】3 シーリング確認

外壁サイディング シーリング 外壁サイディング シーリング

【説明】外壁サイディング シーリング(コーキング)部分

目視確認にて シーリングにひび割れ・剥離などの劣化がないか確認。

外壁材は建物の振動や温度変化に伴い、多少動きがあるものですが、その際、サイディングの継ぎ目から水の浸入を防ぐため防水処理が行われます。
施工が悪いと、サイディングから剥がれたり、経年変化に伴いキレやひび割れが生じてきます。

【検査】4 外壁目視検査

エアコンダクト貫通部分

【説明】外壁 エアコンダクト貫通部分

外壁は、雨風から建物を守るもの。施工手順の間違いや、施工後の劣化に伴い不具合が生じていないか目視にて確認。

エアコン撤去後に本来なら穴埋め処理やキャップ等を設置するところを、そのままに放置したため、鳥の巣となっています。

【検査】5 開口部(窓格子)

開口部(窓格子)

【説明】開口部

窓の格子は防犯目的で設置されていますが、その施工に不備があると容易に侵入されてしまいます。

実際に、手で握りぐらつきがないか取付け状況を確認します。

【検査】6 金物等取付け状況確認

縦樋取付け状況確認

【説明】縦樋取付け状況確認

不備・不具合があると縦樋が外れ思わぬところへの水の浸入を導きます。
適切に施工されているか、経年変化に伴い外れていないか否かを目視にて確認します。

【検査】7 枡内目視確認

排水枡内を目視確認

【説明】排水枡内を目視確認

排水を適切に側溝や下水へ流す必要がありますが、枡内にゴミや土・砂などの堆積物があると流れが阻害されます。目視にて枡内を確認します。

【検査】8 ベランダ防水 目視確認

ベランダ 防水の目視確認 ベランダ 防水の目視確認

【説明】ベランダ 防水の目視確認

適切に施工されているか否か、伴いひび割れや浮きが生じていないか否かを目視にて確認します。

【検査】9 樋 目視確認

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【説明】軒樋の目視確認

取付け勾配や取付け金物のピッチの確認。樋内に枯葉や土ホコリが堆積していないか否かを目視にて確認します。

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