トラブル事例 新築マンション

特徴

  • 誰も住んだことがない
  • 最新設備で便利。
  • セキュリティの面で安心。
  • 将来の修繕計画がしっかりしていることが多い。
  • 共用スペースが充実している。
  • ワンフロアで生活でき、体力的に不安がある方には安心。

注意点

  • 建物の完成を見込んだ青田買い。モデルルームが購入希望の間取りとは異なる場合も。また、眺望などは確認できない。
  • 契約から完成までに金利が大きく変わる可能性もある。
  • 共同生活であるため、色々なルールがある。上下左右の生活音が気になるかも。
  • 管理費などが必要。

「廃墟」…新築なのに

「今のお家賃と比べてみてください!」そんな折込チラシを目にしたNさん。確かに、月々のローンの支払額は今の家賃と同程度(※補足参照)、これなら十分に手が届く範囲です。「そうだよなぁ、同じ額を払っても賃貸だと自分のモノになるわけじゃないし」それに、ご主人の年齢を考えると、ローンを組んで買うなら早目の方が良さそうです。

腰の重いご主人を説得して早速、モデルルームに行ってみました。実際にモデルルームを見てみると、ご主人も乗り気になってきたようです。色々と質問をしています。「意外と細かいわ、この人。でも、こういう大きな買い物をする時には任せておけば安心かも!?」とNさん。

その後、何件も見て回り、ようやく購入物件が決定、心配していたローンも無事に組むことができました。
内覧会の時、色々と傷や汚れなど気になる箇所がありました。特にクロスがきれいに貼られていない部分が2部屋ありました。ご主人は「きちんと貼られていないだけなの?」と販売会社の担当者を質問攻めにしていましたが、担当者は嫌な顔することなく、「はい、きっちり手直しをしておきます」と回答。その対応にNさんは安心して、「誰か専門家にもう一度見てもらった方がいいかな」というご主人を止めたのでした。

入居の日。内覧会で指摘した箇所は修繕が完了していました。気になったクロスもきれいに貼り直されています。
ですが、問題のクロスはその後も何度も剥がれてきて、その度に業者に連絡して手直しをしてもらいました。それから1年後くらいからでしょうか。最初の2部屋以外にもはがれ始め、とても新築とは思えない有様です。

「廃墟」…新築なのに

業者に連絡したところ、「他の居住者からはそのような苦情はありませんので、お宅の使い方が悪いんでしょ!」と言われるだけです。高校受験を控えた娘さんから、「廃墟みたいじゃない!どうにかしてよ、気が滅入る」と言われ、後から修繕費を請求することにして、ひとまず専門業者を自分で頼んでクロスを張替えもらうことにしました。
ところが、その専門業者が確認したところ、「あぁ、これは下地のパテ処理に問題があるんですよ。これを直さないと、張り替えても、また同じようになっちゃいますよ」とのことです。

Nさんは、販売会社を信用できなくなっていましたので、その専門業者にすべてやり直してもらいました。その費用を販売会社に請求しているのですが、相手は施工不良を認めず、いまだ進展していません。

時間を戻すことが出来たなら…

内覧会で気になったクロス、とても大切な指摘でした。ですが、その本当の原因までは一般の方には分かりませんよね。

販売業者は「他の部屋では問題ない」と言っていましたが、ここにも問題があります。マンション工事には様々な業者が関わります。内装も全て同じ業者が担当するとは限らず、また直接、作業を行った職人の技量に差があることも…。Nさんの場合、下地のパテが適切に塗られていなかったために、このようなことになってしまいました。

内覧会の時に、一歩進めて、その原因まで指摘して、そこから修繕させることができていたら。Nさんは、内覧会の時のご主人が言った「専門家」にもう一度確認してもらえば良かったと後悔してばかりです。ご主人はNさんを責めたりはしませんが。

補足

「今の家賃と同じ額でご自分のマンションが手に入ります!」このような謳い文句のマンション業者のチラシをよく見かけます。
しかし、いざマンションを購入してみると、月々のローンの他に、マンションの維持管理費及び大規模修繕積立金が月額2~4万(年額24~48万円)、固定資産税及び都市計画税(公租公課と言います)の納付書が市役所から送られてきて年額8~15万円、実に年額30~60万円程もかかることが実態です。
このマンションの維持管理費及び修繕積立金並びに公租公課も含めて、今の家賃とどのぐらいの違いなのか?同じなのか?検討する必要がありますね。

また、持家志向の日本においては、賃貸は一般的にはステータスが劣る、賃貸は施工が劣る、等とされてきました。しかし、昨今の日本では給料右肩上がりの時代はとっくに終わり、また終身雇用も保証されていない状況のため、ギリギリのローンを組んでマンションをやっと手に入れたものの、不測の事態によりローンの支払いが滞り、結局、持家を手放す…この様な場面も多くあります。賃貸のメリットは引越が比較的容易なことであり、また最近では施工が良好な賃貸物件も多く見られます。

よく、賃貸と購入はどっちが得なのか?との質問がありますが、結局のところ、御自身の予算と将来設計、あとは考え方によるところが大きくなります。

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